1月5日に動き出すSober.Y

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フィンランドのF-Secureは、先日大発生したSoberの亜種「Sober.Y」が2006年1月5日に、感染PC端末が一斉に動き出すと警告した。リバースエンジニアリングにより1/5に特定のサイトからファイルをダウンロードして実行するように仕組まれていることが分かったらしい。1/5といえば年明けで会社のPCが一斉に起動するあたりの日付であり、多数の会社のシステム担当者は頭を痛めそうだ。
しかし、最近もっと怖いのはbot(ボット)ネット(解説:ボットネット)である。ボットの亜種は1日に80種以上発生しており、インストールしたての無防備なPCをインターネットにつなぐと4分で感染するらしい。この、感染したPCネットワークは外部から自由にコマンド発行で操作することができ、この巨大なネットワークを時間貸しして利益を得ていると言う。利用するものたちは、もちろんSPAM送信やDOS攻撃などの犯罪行為であろう。国内でも40万台以上のPCが感染しているという。ボット製作者たちは自分の勢力を保つため常にウィルスチェックにかからぬよう亜種を作成しバージョンアップを実施しているらしい。
このようなボットPC(ゾンビPCともいう)にならないためにはパーソナルファイアウォールの導入が有効だろう。

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