GMが連邦破産法の適用を申請した。米政府は500億ドルの支援と引き換えに60%の株式を取得し事実上の国営企業となる。そのため「GM=Government Motors」などと皮肉られているが、今後アメリカ経済にとってGMが再生できるかはかなり大きな経済的課題となるだろう。GMはひとつのアメリカ経済の象徴的な会社であったが、一時代に幕が下ろされる。ただ政府としてもいつまでも国営企業としておくつもりはないようで、再生できない場合は再度判断が下されるのだろうか?
国内企業にもGMと取引のあった会社が多数あるようで、その影響も深刻なようだ。
[ワシントン 31日 ロイター] 米政府高官によると、米ゼネラル・モーターズ(GM)
は6月1日に連邦破産法の適用を申請する。3カ月以内での再建を目指す。
米政府は500億ドルの支援と引き換えに60%の株式を取得する。この500億ドルは、政府が今年すでに拠出した約200億ドルを含めた数字。同高官は、これ以上の資金援助は行わないと述べた。同高官は「政府は必要以上の期間にわたって企業の株式を保有するつもりはない。できる限り早期に、株式を売却する意向だ」としている。
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